こんにちは!
FIREを目指す、40代会社員のaotakoです。
リタイアメントビザを発給してくれる国であり、海外移住先として人気の高いマレーシア(参照:https://ikilinks.com/emigration-retirement/)。
そんなマレーシアのETFは一つしかないので、
米国のS&P500と比較しながら、見ていきます。
なお、SBI証券、楽天証券でもマレーシアETFは買えるので安心してください。
EWM vs IVV(S&P500)
銘柄 |
管理会社 |
純資産 |
平均 |
経費率 |
配当率 |
年初来 |
5年 |
EWM |
$266.71 |
295,565 |
0.51% |
1.99% |
-4.76% |
1.14% |
|
IVV |
$280,167.00 |
4,455291 |
0.03% |
1.34% |
13.1% |
119.4% |
(出典:2021年6月9日付ETF DB)
EWMは資産・出来高ともにブラックロックが管理しているETFだけあって、しっかりとあります。すぐに償還が必要となるようなヤワなETFではありません。
S&P500のIVVは同じブラックロックが管理しているETFでは最大、トータルで見ても世界第2位の超巨大・超優良ETFですので、比べるのが野暮なくらい差があります。
EWMの経費率は0.51%と少し高めです。
配当率は1.99%と、普通よりちょっと高め。
でも、高配当とまではいきません。
5年リターンは、辛うじてマイナスにならず
1.14%ついてますが、
新興国に期待する、ぐんぐん伸びる右肩上がりの成長は見込めません。
(S&P500のIVVが119.4%と、高リターンであるのと対照的です)
なお、EWMは「MSCI Malaysia Index」という指数に連動し、
38銘柄を保有しています。
IVVがS&P500に連動し、507銘柄を保有しているのに比べて分散されていません。
セクター別にみてみると、31%超が金融関係で占められているところに大きな特徴があります。
ちなみに、IVVは
1位はテクノロジーで33%超、金融は13%超しかありません。
金融が約3分の1を占めていますので、
このコロナ禍で低金利政策がとられダメージを受けている金融関係の業績をもろに受けているといえます。
まとめ
マレーシアの特殊出生率は2.00人(2018年)と新興国らしく2人を超えており、人口ボーナスはしばらく続きそうです。
しかし、株式市場を見てみると約3分の1を金融関係が占めており、活気というか、新たな旋風を巻き起こす成長性みたいなものは感じられません。
また、上で比較したとおり、S&P500に比べ、資産・出来高・経費率・配当・リターンで劣っております。
いや、マレーシアは特殊出生率がまだ2を超えており、
これからガンガン伸びると思われる方は
EWMを長期で保有するという選択肢はありだと思います。
aotakoとしては、EWMにはそれほど魅力を感じられませんので、
投資対象とはしないことにしました。
目指せFIRE!