こんにちは!
FIREを目指す、40代会社員のaotakoです。
今日は日本の南にある島国フィリピンのETFについて検討します。
フィリピンのETFは一つしかないので、米国のS&P500と比較しながら、見ていきます。
なお、SBI証券、楽天証券でもフィリピンETFは買えるので安心してください。
EPHE vs IVV(S&P500)
銘柄 |
管理会社 |
純資産 |
平均 |
経費率 |
配当率 |
年初来 |
5年 |
EPHE |
$125.19 |
89,449 |
0.59% |
0.75% |
-3.73% |
-18.09% |
|
IVV |
$280,167.00 |
4,455291 |
0.03% |
1.34% |
13.1% |
119.4% |
(出典:2021年6月9日付ETF DB)
EPHEは
資産・出来高ともにブラックロックが管理しているETFだけあって、しっかりとあります。すぐに償還が必要となるようなヤワなETFではありません。
S&P500のIVVは同じブラックロックが管理しているETFでは最大、トータルで見ても世界第2位の超巨大・超優良ETFですので、比べるのが野暮なくらい差があります。
EPHEの経費率は0.59%と少し高めです。
配当率は0.75%と、普通よりちょっと低めです。
5年リターンは、マイナスがついており、右肩上がりの成長が見込めません。
(S&P500のIVVが119.4%と、高リターンであるのと対照的です)
なお、EPHEは「MSCI Philippines IMI 25/50 Index」という指数に連動し、
40銘柄を保有しています。
IVVがS&P500に連動し、507銘柄を保有しているのに比べて分散されていません。
セクター別にみてみると、44%超が金融関係で占められているところに大きな特徴があります。
ちなみに、IVVは
1位はテクノロジーで33%超、金融は13%超しかありません。
金融が約半分を占めていますので、
このコロナ禍で低金利政策がとられダメージを受けている金融関係の業績をもろに受けているといえます。
まとめ
フィリピンの特殊出生率は2.58人(2018年)と新興国らしく2人を超えています。
しかし、株式市場を見てみると約半分を金融関係が占めており、活気というか、新たな旋風を巻き起こす成長性みたいなものは感じられません。
また、上で比較したとおり、S&P500に比べ、資産・出来高・経費率・配当・リターンで劣っております。
いや、フィリピンは特殊出生率がまだ2を超えており、
これからガンガン伸びると思われる方は
EPHEを長期で保有するという選択肢はありだと思います。
aotakoとしては、EPHEにはそれほど魅力を感じられませんので、
投資対象とはしないことにしました。
目指せFIRE!