米国株のIPO投資は可能か？【結論：ムリ！】
米国株式市場では、日本庶民が上場前に米国株のIPO抽選に申し込むことすらムリです！
aotakoのいう「IPO投資」は、上場前に抽選（ブックビルディング）に申し込んで新規公開株の購入を狙い、当たったら初値で売り抜けるというものです。
しかし米国株では、日本庶民が上場前に米国の新規公開株の抽選に申し込むことはできません（もし、方法があったら教えてください！）。
ゆえに、米国株の「IPO投資」は不可能です。残念。。。
ご参考【「IPOセカンダリー」という選択肢】
「IPOセカンダリー」とは、新規公開株が上場したあとに株の売買をすることです。
IPOの抽選に参加できなくても売買対象になってさえすれば、誰にでもすること自体はできます。
しかしながら、上場直後の株価の値動きは非常に激しくなりますので、ハイリスク・ハイリターンの投資になります。
誰もができる再現性の高い投資ではなくなりますので、初心者が手を出すのはやめたほうがいいでしょう。
それでも、リスクを承知の上でやりたいという方のために、米国株の「IPOセカンダリー」の方法を説明していきます。
①自分の証券会社が上場当日から取引できるのかチェック
上場当日から取り扱わないこともあり得ますので、自分の証券会社のアナウンスをチェックして、それでも載っていなかったら問い合わせて確認してください。
②徹夜になることを覚悟
上場当日は、日本からの場合、時差の関係で徹夜になりますので、覚悟してください。
③「取引開始」直後に注文を入れて買うのが鉄則
上場当日は、現地時間の朝9時半にニューヨークの市場がオープンしても、まだ狙う株への注文は入れられません。
なぜなら、新規上場株の寄り付き（「証券取引所の取引において、前場（ぜんば＝午前中の取引）と後場（ごば＝午後の取引）の最初についた取引（またはその値段）のことを｢寄り付き｣という。」日本証券業協会 HP ）は気配値がどれだけ激しく変動するかわからないので、投資家保護の観点から、寄り付き前の成行注文を受け付けない証券会社がほとんどだからです。
そのため、「取引が開始されるまで」（※大体ニューヨークの市場がオープンした2時間後くらい（日本時間の深夜1時〜2時くらい）が多いようですが、何時になるかは誰にも分かりませんので徹夜することになります）待ち、その値段が納得のいくものであることを確認できたら、ようやく指値注文や成行注文を入れてください。
「取引開始」直後に注文を入れて買うのが鉄則である理由は、上場当日は取引システムがダウンしそうになるくらい負荷がかかるので、注文のキャンセルや指値変更をしようとしても、思い通りに変更できないリスクがあるためです。
④あとは、自分の考えた取引ルールに従う
あとは、５％上がった値で売り抜ける、市場が終わる30分前に売り抜ける、はたまたその日には売らずに長期保有する等、自分の考えた取引ルールに従って行動してください。
一気に急降下することもあり得ますので、損切ラインを予め決めておいた方がよいでしょう。
コインベースについて
それでは、ここからは(現地時間の）4月14日にナスダック市場に上場するコインベース（COIN）について解説します！
〇注目点
- 暗号資産取引所の上場は初。
- 既に黒字化していて、収益性が高い。
- 業界最大手で（検証済みユーザーは100か国以上で約5600万人！）、
Bitcoinの取引高のシェアは約4割
〇20年10月～12月期取引高890億ドル（約9.7兆円）のうち、
個人が36%、法人が64%を占める。
〇21年1-3月期概況：売上18億ドル（約1970億円。前年同期比9.4倍）、
純利益7.3～8.0億ドル（約798億円～875億円。前年同期比2.3～2.5倍）。
月間取引ユーザー610万人。
暗号資産の時価総額に対する預かり資産のシェア11.3％
〇時価総額は、直近の未公開株取引市場での株価をもとにすると約680億ドル（約7.4兆円）
以上です。
ちなみに、SBI証券、楽天証券、マネックス証券は上場初日からコインベースを取り扱います！
目指せFIRE！
