「金」をオススメする理由【なぜGOLDを持つのか?】
こんにちは!
FIREを目指す、40代独身会社員のaotakoです。
今日は投資先としての「金」について解説していきたいと思います!
「金」は、そのくすむことのない永遠の輝きで、人類を魅了し続け、
人類の長い歴史の中で富の象徴として、価値を有し続けてきました。
また、金は人工的に作り出すことができず、地球上に存在する量が限られており、
2050年までの累積での使用量が、現有埋蔵量の数倍と予想されているという
希少性もその価値を担保しています。
(出典:国立研究開発法人物質・材料研究機構HP)
ちなみに、地球上にあるとされる金の採掘可能な総量は、2021年現在でおよそ25万トンといわれており(出典:株式会社トップガイHP)、
既に約197,576トンは採掘され、現在世界全体で約2,500〜3,000トン/年が採掘されていますので(出典:World Gold Council HP)、あと20年もすれば枯渇する可能性が高いです。
また、現物資産である金は無価値にならないことから「有事の金」と言われ、テロや戦争、災害等、リスク回避局面で買われる傾向があります。
以上から、長期的な視点で、金を持つことをおすすめします!
どのように金を持つのか?【ETFがオススメな理由】
一般的には
・純金積立
・金地金(金の延べ棒、ゴールドバー、インゴットともいわれます)
・ETF(Exchange Traded Fund 。「株」のように売買される上場投資信託のことです)
の3つがあります。
「純金積立」「金地金」はその買付時に、概ね約定代金の2.0%もの取引手数料が取られます
(100万円分の金を買ったら2万円も手数料が取られます)。
それに対し、ETFであれば、SBI証券では約定代金の0.495%(上限22ドル)で済みます(100万円分の金ETFを買ったら、その0.495%は4950円ですが、上限が22ドルですので約2400円が手数料となります)。
ゆえに庶民であれば、100万円あたり、約17600円もお得なETF一択です!
金ETF比較【GLD】【IAU】【GLDM】【1540】
銘柄 |
管理会社 |
純資産 |
平均 |
経費率 |
年初来 |
5年 |
GLD |
ステート・ストリート |
$ 57,332.40 |
9,388,030 |
0.40% |
-8.46% |
37.86% |
$ 28,099.00 |
23,182,536 |
0.25% |
-8.38% |
38.88% |
||
GLDM |
ステート・ストリート |
$ 4,065.82 |
2,640,075 |
0.18% |
-8.39% |
データなし |
1540 |
三菱UFJ |
$ 1,372.87 |
103,145 |
0.49% |
-3.12% |
6.87% |
(出典:2021年4月10日付ETF DB、Bloomberg)
金のETFは、米国では17あり、その中でも人気(純資産総額)の高い3つと、
参考までに日本国内の金ETFにしぼって、比較します。
GLD【今から選ぶ理由なし】
GLDはETF全体でも18位と、世界で最も大きな金ETFです。
設立日は2004年11月18日と、この中で最も古く、信頼があります。
しかしながら、先発ゆえに経費率が0.40%と高く、リターン、出来高も次に紹介するIAUに負けており、IAUに劣後しています。
今からGLDを選択する理由は見当たりません。
IAU【短・中期的運用にも向く欠点なしETF】
IAUはGLDよりも後発のETFで、経費率は半分近くに抑えられていて、低コストで保有できます。
純資産も280億ドル(約3兆円!)とGLDに及ばないまでも、十分すぎる水準です。
以上からコスト・流動性の観点からバランスが最も良く、
長期的運用だけでなく、短・中期的運用にも向き、欠点らしい欠点はありません。
GLDM【コスパ最強】
GLDMは、IAUに勝つために、ステート・ストリートにより生み出されたといわれるETFです。
その特徴は、圧倒的な経費率の低さにあります。
なお、1口の購入単価もGLD、IAUよりも低いので、より少額から始められるところも庶民にはありがたいです。
ただ、出来高がIAUの約1/9と流動性に劣るので、短・中期的運用には向きません。
1540【どうしても円建したい人向け】
1540(純金上場信託)は日本の三菱UFJ信託銀行が管理するETFで、円建で購入できます。
純資産、出来高、経費率ともにGLD、IAU、GLDMの全てに劣ります。
どうしても、ドル転や為替リスクを避けたい人向けです。
ただ、円崩壊リスクはドル崩壊のリスクよりも圧倒的に高いことを考えれば、
aotakoとしてはオススメできません。
まとめ【長期ならGLDM、短・中期ならIAU】
以上から
長期運用なら、GLDM
短・中期なら、IAU
がオススメです。
ちなみにaotakoは長期運用が目的なので、ドルコスト平均法によりGLDMを、
為替手数料を含めた手数料が最安値水準(2021年4月10日現在)のSBI証券で
毎月買うことにしました。
目指せFIRE!!