なぜ米国株なのか【失敗談つき】
なぜ日本株ではなく、米国株なのか?
aotakoの失敗談も交えて、「米国株」を選んだ5つの理由について解説していきます!
①「日本」はオワコン
世界45か国 2021年2月の時価総額(一般投資家が売買できない株は含めない株式時価総額 (米ドルベース))を見ると、米国が56.2%であるのに対し、日本は7.2%しかありません。
https://myindex.jp/global_per.phpより引用
2021年3月の世界時価総額ランキングのトップ10位中、米国企業は7社(1位はアップル)
トップ50位中だと、米国企業は33社と米国企業が最大勢力であり、
日本企業は41位にトヨタ自動車がいるのみです。
(180 合同会社HP「世界時価総額ランキング2021 ― World Stock Market Capitalization Ranking 2021」より)
これが、今から32年前の日本が絶頂にいた1989年(平成元年)だと、世界時価総額ランキングのトップ10位中、日本企業は7社(1位はNTT)
トップ50位中だと、日本企業は33社と日本企業が最大勢力でした。
(ダイヤモンド・オンラインHP「昭和という「レガシー」を引きずった平成30年間の経済停滞を振り返る | 今週の週刊ダイヤモンド ここが見どころ | ダイヤモンド・オンライン」より)
今と逆ですね。。。この時代であれば主として日本株に投資するのが「正義」だったでしょう。
残念ですが、今は違います。
日本という国のGDP成長率は2019年0.7%、新型コロナの影響があった2020年は-4.8%と、超低空飛行を続け、上がる兆しは見えません。
それに対し、米国は2019年2.2%、新型コロナの影響が日本よりも大きかったにもかかわらず2020年は-3.5%で踏みとどまっています。
日本は米国に1%以上の差を毎年つけられ続けているのです。
言いたくはありませんが、日本という国は【オワコン】なのです。
先進国の中で最も高齢化が進み、人口は減り続け、日本というパイは小さくなっています。
これに対し、米国は先進国の中でほぼ唯一人口が増えている国であり、
米国経済は人口増加のボーナスを受け続け、米国というパイは大きくなり続けています。
いくら日本で頑張ってもたかが知れているのです。
長期的には小さくなっていくパイ(日本)から、腐らない部分(長期的に価値を高め続けていく企業・株)を探すよりも、
大きくなっていくパイ(米国)から腐らない部分(長期的に価値を高め続けていく企業・株)を探すほうが楽であることは、感覚的にもお分かりいただけると思います。
【失敗談】日本株に投資をして50万円を超える損
私が投資をはじめたとき、これを知らず(調べようともせず)日本株に、貯金の7割近くを突っ込んでしまいました。
馬鹿でした。そもそも投資には【分散投資】という鉄則(①銘柄分散、②資産分散、③時間分散)があるのですが、投資超初心者の私はこれさえも知らず、日本株は【身近】であるという1点から、日本株が3万円を超え、高値だったときに一度にお金を突っ込み、結果高値掴みをし、2021年4月5日現在、50万円を超える含み損を抱えています。
aotakoの日本株は塩漬け状態です。含み益が出たら速攻で売って絶対【米国株】を買います。。。
(※米国株は日本株と違い、3月は株価が停滞することなく、上昇基調が続いて高値掴みをする人はほぼいなかったと思います。)
みなさんは、aotakoのように一度に日本株を買って塩漬けにしないよう、はじめから米国株を買って、ドルコスト平均法で積み立てていってください!
外国株はハードルが高いと思っている方、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、DMM 株のように日本の証券会社でありながら、米国株を取り扱っている証券会社があります!
そして、日本株の証券口座を開けたのであれば、ボタンを数回押し、いくつかの書類を確認し、審査に受かりさえすれば、簡単に外国株式口座を開くことができます。
手間を惜しんで、aotakoのように含み損を抱えて動きが制限されることのないようにしてください!
精神的にキツイです!
②右肩上がりを続ける米国株式市場
上図はTradingViewを使って作成した作成した1989年からの米国のダウ平均株価(オレンジ色の線)と、日本の日経平均株価(下の線)になります。
ダウ平均株価は、2001年からのITバブル(dot-com bubble)、2008年のリーマン・ショック、つい最近のコロナ・ショックといった株価下落局面もありましたが、そこから立ち直って右肩上がりに成長し、1989年から1315%超上昇しています。
たとえば、1989年に100万円分の米国株を持っていたら1315万円以上になる計算です。
これに対し、日経平均株価は1989年から下落したまま、ほぼ横這い状態が続き、2021年4月5日現在でも4%超減少したままです。
100万円分の日本株を持っていたら96万以下に減っていることになる計算です。
バブル崩壊から立ち直れていない日本に対し、
米国は株価下落局面を必ず乗り切り、右肩上がりに成長しています。
確かにこれは過去のデータであり、未来を約束するものではありません。
しかしながら、不死鳥のごとく何度でも立ち上がってみせる米国株の方が、今後も起こるであろう株価下落局面を乗り切り、株価が上昇する確率が、日本株よりも高いことは疑いようがありません。
③米ドルによる運用
過去記事でも指摘したことですが、日本の「国の借金」は、2020年12月末時点で1212兆4680億円と、国民1人当たりの借金は約983万円に上ることから(出典:国の借金、1200兆円突破 1人983万円―昨年末:時事ドットコム)、日本の財政は破綻しているといえます。
これから分かるように、いつ日本の「円」がクラッシュ(崩壊)してもおかしくありません。
このような事態に備えて、「円」以外の資産を持つことが重要になってきています。
この点において、世界の基軸通貨である「米ドル」で運用される米国株を持つことは円崩壊に対するリスク減少作用をもちます。
aotakoblog.hatenablog.com
④株主を重視した米国企業経営
米国企業は、「株主」を重視し、株主への利益還元として「配当金」を重視します。
日本では「株主優待」が人気ですが、
アメリカでは「現金」「数字」重視のシビアな株主が多いため、企業も出来るだけ配当を増やそうとする傾向が高いのです。
そのため、米国株は日本株とは異なり、四半期毎(年4回)に配当金を支払う企業が多くあります。日本企業の年2回の配当とは大きく異なります。
また、連続増配(毎年、配当金を増額すること)する企業も多数存在します。中には50年を超えて増配を続ける企業もあります。
いらないカレンダーとかの株主優待よりも「お金」がいいのは当たり前ですよね!
プロクター・アンド・ギャンブル(PG) |
64年 |
ジョンソンエンドジョンソン(JNJ) |
58年 |
コカ・コーラ(KO) |
58年 |
⑤少額で取引できる【米国株は1株から購入できる】
日本株に比べて、米国株は少額で取引できる場合が多いのも魅力です。
これは、日本株の場合は100株単位等まとまった単位でしか購入が出来ないことがほとんどであるのに対し、米国株はほとんどが1株単位で購入できることが理由です。
たとえば、ユニクロでおなじみのファーストリテイリング(9983)を買おうと思ったら900万円以上かかります。庶民には手が届きませんよね。。。
これに対し、Amazon(AMZN)は1株から買えるため、35万円程度出せば買えます。
これなら何とか手が届きそうです。
まとめ【「米国株」である理由】
- 「日本」はオワコン
- 右肩上がりを続ける米国株式市場
- 米ドルによる運用
- 株主を重視した米国企業経営
- 少額で取引できる【米国株は1株から購入できる】
以上の5点から、投資初心者であればある程、米国株をおすすめします。
資金を分割して均等額ずつ定期的に継続して投資する【ドルコスト平均法】により、
着実に資産を増やしていきましょう!
目指せFIRE!!